Kiki’s Blog

仕事を辞めて単身NZへ。日々の記録を発信します。

忘れられない日

 

とりあえず落ち着いたので書く。

 

えーー

 

どこから書こうか。。

 

前記事にコロナのせいで起きたハプニングを書いたけど、

あの日はあそこで終わりではなかった。

 

mizuking3.hatenablog.com

 

 

 

むしろそこからが大変で本当に辛かった。。

 

 

ロックダウンまであと7時間。

 

 

あの後、部屋に引きこもっていた私は色々考えた。

 

ホストマザーは少し私を避けているしなぁ。(本意ではない。いい人なの分かってるし。ただ少しのリスクも考えてのコロナ対策。ただちょっと辛い。)

 

ちょうど、ホームステイ担当の学校の先生からメールが来た。

 

”色々状況が変わってみんな家で退屈だと思うけど私はパートナーだからなんでも相談してね!楽しい話とか共有しようね!”

みたいな生徒を励ますメール。

 

思い切ってすぐ返信してみた。

 

「いまちょっと悩んでて、ホストマザーもナーバスになってるし、友達は家に来てもいいって言ってる。彼女のために私は引越しした方がいいと思う?」

と相談してみた。

 

そしたら

「私がホストマザーと話してあげるのは全然ハッピーだよ。それと、4週間はロックダウンだから期間中の来月11日にはあなたは引っ越せないと思う。今日中に結論をだなさいとね。」

 

ということ。。

 

ロックダウン中は必要以上の外出はNGで、バスなどの交通機関もかなり本数は減る。

自家用車での外出はOKだけど、街にはポリスがいて検問も行う。

友達の家への引越し予定は4月11日。車で迎えに来てくれるとは言ってるけど、実際来れるのか止められてしまうのか分からない。

 

 

先生とホストマザーで話してもらうのはありがたいけど、、

これまで関係気付いて来たからちゃんと直接話し合おう。

 

私はリビングへ行った。

 

そしたらママは明るく

「いまこんな状況だけど…今度そこの山に一緒に登りに行こう。もちろんマスクしてだけどね。笑」

 

私「うん!」

 

(あぁ…やっぱりこの家にいていいのか?でも話さないと…)

 

 

私は友達がもう引越しておいでと言っていること、私も友達もママを心配していること、先生にも相談したことを話した。

 

私は声が震えていた。

シリアスな話するとすぐ泣いちゃう人。

 

最初はびっくりした様子だったけど、

どうしたいの?と聞かれて

 

「分からない…。でももしあなたが私がここにいて嫌な気持ちにになるなら出た方がいいと思って…」

 

「そんなことはないよ。」

 

「私はあなたが嫌な思いをしてると思ってた。先生には来月11日には移動はできないと思うと言われたけど…」

 

「そんなことは思ってないよ。でも先生がそう言ってるなら今日中に移動した方がいいと思う。友達は今日これから迎えに来てくれるの?」

 

「多分…もう一回聞いてみるね。」

 

連絡したら来てくれることになった。

 

「じゃあ夜ご飯食べたら荷物まとめましょう。その方がいいわ。」

 

急遽2時間後に引っ越すことになった。

 

 泣いた。

望んではないことだけど、望んでたのかもしれない。

どこか居づらかったし悲しかった。

大好きだけど離れたくないけど離れなければいけない。

よく分からない感情で鼻水をすすった。。

 

最後の夜ご飯。

あまり会話はなかった。

いつもニュースを見ながらご飯食べているから会話はないけど今日は気まずい気がした。

 

「アイスクリーム食べる?」

 

毎晩、ご飯の後にそう聞いてくれてたのも今日が最後、、

少し寒かったけど、「うん!」笑顔で答えた。

ちょっと和んだ。

 

 

すぐ食べて片付けて荷物の準備をしないと。

 

ロックダウンに向けて買いだめしたものもあるし、部屋に広げてあった全てのものを急ピッチで片付けた。

 

今日ガレージで脱がされて洗ってくれた服は、干す前の濡れた状態で袋に入れてくれた。(笑)

しょうがない。

 

片付け中には国からアラームが来た。。

緊急事態な感じが増す。

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ベッドも綺麗にしてゴミも片付けて、急いだら汗かいた。

でも出発30分前には準備が終わった。

 

リビングに戻ってソファに座った。

 

ママはテレビが大好きで、いつも決まった自分のソファでテレビを見てる。

けど私が戻ったらテレビを消した。

「あと残りの時間、ゆっくり話しましょう。」

 

泣いちゃうから詳しくははここに書けない。

私はまた震える声で感謝謝罪と思っていることを全て話した。

「ここにいれて幸せだった!」

英語でもこんな言葉は緊張するね。

 

ママはすごく嬉しそうにしてた。

「いつもお別れの時はプレゼントを用意するんだけど、今日は突然だったからごめんね。」

 

嬉しかったーーーー

その気持ちだけ、ありがとう。

 

 

お別れまでのちょっとの時間、すごく濃かったな。

やっぱ会話って大事。

 

 

あまり部屋にこもらずいつもリビングで本読んだりしていることを初めからすごく気に入ってくれていた。

前の子はずっと部屋にこもっていたみたいで、たくさんお話できて嬉しいって。

こんな異常は状況になってしまったけど、すごく楽しかった。

 

また落ち着いたら一緒に山に登りに行く約束をした。

本当にありがとう。

 

 

 

てなわけで、引っ越しをして落ち着いた2日後のいま。

引きこもり生活スタート。

テレビ電話してくれる友達募集中。