ひとり海外物語

仕事を辞めて単身NZへ。日々の記録を発信します。

ファームステイの裏側で…

ファームステイの裏側で、

また別の体験をしていた。

 

一緒に働いていたマット君。

とても優しくて、明るくて、丁寧に仕事を教えてくれた。

 

そして家の人が留守にしている週末は私を少し離れた大きな街まで連れて行ってくれたり、一緒に遊んでた。

 

きっとこんな田舎にアジア人が来ることもないしマットにとっても新鮮で楽しかったんだろう。

 

そんなマットはこの小さな街で生まれ育った田舎者。

両親はとても貧乏で生活が大変だったんだと話してくれた。

 

昔から痩せていた彼はいじめにあったりして学生生活はあまりいい思い出がないみたい。

 

しかし空手を始めてから強くなった彼はいじめられることがなくなった。

 

そして後に空手の道場で出会ったトニーのファームで働くことになる。

 

ファームで働いて約10年。

動物と仕事をしたことはなかったから一から学び、始めは安い給料で必死に働いた。

 

空手の経験は動物の扱いにも奏功した。

たまに彼らはとても危険だからね。自分の身は自分で守らないといけない。

 

数週間しか一緒に働いてないけど彼の働きっぷりはすごい。

 

全てのことを簡単そうにこなすけどやってみると誰にもできない。

 

どんな乗り物、トラックもトラクターもバイクも乗りこなすし、信じられないくらい重いものも1人で運ぶ。

鉄のフェンスも1人で建てる。配管とかにも詳しくてスプリンクラーも直しちゃう。

 

昔から家で壊れたものは自分たちで直す。

なにか機械が壊れようと配線が壊れようと業者に頼まず自分たちで直して生きてきたと。

 

動物に対する知識もいまやすごい。

 

一生懸命働いて交渉して給料もあがり、信頼されるトニーの右腕となった。

 

 

そしてそんな彼はマリファナを吸っている。

 

いまこっちの選挙でマリファナが違法になるかどうかの投票があって現段階では開票途中でほぼ五分五分。

結果はまだ執筆段階では分かりません。

 

もちろんマリファナを吸っている人と絡んだことないじゃん?

はじめはびっくりしたけど、マットは本当に良い人なのよね。

 

だから彼は、あえてマリファナを吸っていることを公にしてるんだと。悪くない人間が吸っていることを示したいと。

 

たしかに吸ってて頭おかしい人はいっぱいいるしオークランドでも見てきた。

でもちゃんとした人も吸ってるんだね。素直にそう思った。

 

マットの友達にも何人かあったけど、みんな正直貧乏な暮らしをしていて、自分がどれだけ違う世界にいたんだろうという気になった。

 

1人は警備員の仕事をしてたけどコロナのせいて職を失いニート。たしか子供もいた。。

 

もう1人も2人子供がいるけど今は定職に就いてない元ジョッキー。

ある日は子供たちにハロウィンのコスチュームを買ってあげるために隣の家の芝刈りをしていた。

 

でもみんなすごい幸せそうな笑顔するのよね。

不思議と。

すごく優しいし、人間味溢れてるというか。

こんな人たちと今まで絡んだことなかったな。

 

そしてみんなマリファナを吸う。笑

 

ぱっと見怖いけどみんな怖くない。

 

そして元ジョッキーの友達のおかげで私は人生初めて馬に乗ることができたよ。

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これも全部マットがコーディネートしてくれた、ありがとう。

 

 

そんな彼は今年で10年働いたファームを辞める。

ブラックスミスに興味があって自分でナイフを作ったりしてる。そのワークショップを来年オープンさせて自分のビジネスをやっていくんだって。

 

かなり冒険だけどすごい勇気だよね。

彼のワークショップには動物の骨が大量に集められててちょっと不気味だけど面白い。

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ファームステイの裏側で今まで出会ったことのないように人たちと触れ合ってすごい体験をした。

 

なんか田舎の集落の人たちと生活して、ウルルン滞在記みたい。笑

 

来年ここにファームステイに来ていたらマットには会えてなかった。

本当に一期一会。

もう一生会わないのかもしれない。

NZいる間にまた戻ってこれたらいいな。